記事一覧

別居するときに問題となる婚姻費用とは

離婚へ向けて別居するとき、住居費や生活費の負担が気になるところです。このブログ記事では、別居するときに問題となる婚姻費用についてご説明いたします。 婚姻費用とは  婚姻費用とは、婚姻生活にかかる住居費や生活費、子供の学費などの費用のことです。 別居しても離婚しなければ婚姻費用を分担する義務がある  夫婦には、別居していても離婚しなければ、原則としてこの婚姻費用を分担する義務があります。夫婦
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離婚交渉の進め方…押すか引くかは目的次第

 離婚となると、感情的に対立してしまうことがよくあります。「よくある」というよりも、その方が断然多いです。  とある案件でこんなことがありました。その件の依頼者の方は、調停は弁護士に頼まず自分で行ったのですが、調停が決裂したので訴訟を当事務所に依頼されました。  調停での資料を見せてもらったところ、夫婦がお互いに、書面まで提出して相手方を強く、しかもかなりひどい言葉で罵り合っていました。依頼者
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離婚調停を申し立てられたら

 離婚調停とは、離婚するかしないか、離婚するのであればどのような条件の下に離婚するのかを家庭裁判所で話し合いを持つことです。  離婚調停を申し立てたり、申し立てられたら、事件番号が付されます。申立てから1週間程度したら裁判所側で担当する裁判官と調停委員が決定され、離婚の調停期日が決まります。  その後、相手方に事件番号と共に第1回調停期日の日時を知らせる通知書(呼出状)が届きます。  そのと
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離婚の際にペットはどうなるのか

「相棒」というドラマの、かなり昔のシリーズで、弁護士の男性が妻と離婚することになり、飼い犬をどうしても引き渡したくなくて殺人を犯してしまう、という話がありました。飼い犬の名前は「ラブ」ちゃんです。 「仕事で夜遅く帰って来ると、妻はもう寝てるのに、ラブはいつも起きて待っていてくれました。」「ラブを妻に渡すことだけはどうしても許せなかった…」と切々と語る場面が印象的でした。「弁護士が飼い犬のために
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離婚の準備は何年前から?

離婚準備は証拠収集から  例えば、財産分与は、請求する側が、相手に財産があることを証明しなければなりません。また、相手方の不法行為(不貞、暴力、モラハラ等)を理由に慰謝料を請求したい場合も、請求したい側が、証明しないといけません。  そして、何も離婚に限った話ではないのですが、証拠は、相手が油断している隙の方が収集しやすいです。離婚話を切り出したら相手もガードを固めてしまいますし、さらに別居し
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離婚の決心がつかない段階で弁護士に相談に行っていいのか?

結論から述べると、弁護士によって異なります。  先日、離婚に関してこんな記事を読みました。 [su_note note_color="#8acffc"]「離婚の決心がつかない段階で弁護士に相談に行ってはダメ。」[/su_note]  その理由として、記事は次のように書いていました。 [su_note note_color="#8acffc"] 「弁護士は、離婚へ向けたアドバイスしか
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離婚でどちらも子どもの親権をいらないと主張する場合

1.子どもの譲り合い  夫婦に未成年の子どもがいる場合、親権者を父母のいずれか一方に定めなければ、離婚することはできません。  そのため、お互い親権を主張して譲らず、子どもを巡って熾烈な紛争となることも珍しくありません。  しかし、他方で、お互いに親権を譲り合い、どちらも子どもの親権はいらないと主張することもあります。 2.親権者の判断基準  子どもの奪い合いであっても子どもの譲り合
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配偶者のへそくり

離婚時は夫婦の共有財産を半分こにする 離婚の際には、夫婦の共有財産を半分こします。これを財産分与と言います。  共有財産とは、結婚期間中に増えた財産のことで、例えば、預金も、夫名義だろうと妻名義だろうと関係なく、半分こすることになります。例えば、慌てて夫名義の銀行口座から妻名義の銀行口座にごそっと預金を移しても、意味がないわけです。  財産分与は請求する側が証明しなければならない ただし、
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調停委員の説明に納得いかない!その2

 以前に書いたブログ「調停委員の説明に納得いかない!」の後日談です。  相手方には弁護士はついていなかったのですが、なんと、調停決裂後に相手方から当事務所に電話がかかってきました。  相手方本人曰く、「なんか調停委員の言っていることが理解できなかった、こちらの言い分をちゃんと伝えてくれている感じがしなかった、だから訴訟になる前に一度話したい」とのことでした。よくよく聞いてみると、調停委員から伝
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調停委員の説明に納得いかない!という場合

調停委員の資格  調停は、調停委員2人の方の進行で進められます。調停委員は、法曹資格(司法試験に受かった人)がなくてもなれるのですが、これがくせ者です。  先日、東京の弁護士さんと話した際、「東京家裁の離婚調停では、調停委員の片方は弁護士が担当しているという印象だなあ」と言っていました。とてもうらやましくなりました。  横浜家庭裁判所では、私の経験上、法曹資格のある調停委員にあたったこと
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